October 04, 2013

佐々木さんの東京大空襲の実体験(erasusさんの反応 )#95

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佐々木さんの東京大空襲の実体験(erasusさんの反応 )#95
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修正の修正
<友人が「佐々木神社ではなく 沙沙貴神社ではないか」と指摘したため、沙沙貴神社であると修正した。ところが、両方が正しいことが分かった。またたつやさんが指摘なされた「安土桃山は安土が滋賀で桃山が京都だから、そのようなところはないという指摘があった。佐々木さんは「記憶がはっきりしないのですが」という断りがあるが、「安土桃山という駅があった」と言われている。

このあたりのことを、大げさに書けば、ソクラテスの弁証法が展開しているといえる。「正・反・合」と議論が発展しているのである。ありがたい展開である。木庵>

佐々木さんの最新の記事
木庵先生
どう云う訳か理由は判りませんが、佐々木神社(沙沙貴神社)と神社の方では二通りを使用しています。お賽銭の御礼を神主さんが私に下さる時は佐々木神社社務緒所と印刷した正式なお礼状を下さいます。ですから、佐々木神社が正しいと思います。我が家に大きな掛け軸には「沙沙貴大明神」と書いてあり四つ目紋の印を押した軸があのるのを毎日見ていますから「沙沙貴」を知らない訳がありません。何故佐々木と沙沙貴の二通りあるのか神主さんが生きていらしゃるに時に聞いていおけば良かったと今になって思います。

写真を撮ってこなかったのが残念なのですが鳥居に佐々木神社と源頼朝が書いたのが掲げてあるのです。神主さんはそれを指差して「頼朝らしい品の無い字だ」と、とても嫌っていらしたので撮影しませんでした。今となっては残念なことでした。

最初のメールには両方の神社名を書きましたが日頃日常的に神主さんの使用する佐々木神社のみで統一,沙沙貴を消して木庵先生にはメールしました。

佐々木神社から毎年,日本在の時は十月十日のお祭りにご案内を頂いていました。それは佐々木神社社務所とあり、追伸がありますので記します。

追伸 我祖神人皇五十九代宇多天皇御降誕  貞観 九年五月五日
   御崩去   承平 九年七月十九日
   御遣勅により 当沙沙沙貴神社に祀られる
   以来千余年宇多源氏近江源氏として全国に子孫繁栄して弥栄えて我天          
   皇家を本家として護り奉る家族の祭りであります

以上の案内状を頂いてあるのを今読んで判ったのですが宇多天皇は祀られたのに佐々木神社では、格が低いから沙沙貴に替えてそれ以来???

尊い文字を使用したのかも?????と私の推測です。

それと神主さんが私に話して下さった事で忘れていましたが十月十日の体育の日の発生は佐々木神社だと云っておられました。

   佐々木神社は確か京都から何線か忘れましが市鉄で行くのだと今でも思っています。私の記憶違いなのだとお思いますが駅名は「安土桃山」だと今でも、そう思っています。

はがきに住所がなのですが有るのが見つかりましたらお知らせします。

四回目位に神社参拝した時は神主さんが変わっていて、全く佐々木家と関係ない方でして、淋しい思いをした事も覚えていております。

記憶をたどり辿り書きますのでお手数をお掛けしますことお許し下さい。
佐々木

木庵の反応
<そういえば、最初に頂いたメールには沙沙貴神社と書いてあったように思う。友人やたつやさんの指摘がこのように新たな記憶を呼び起こし、なおも佐々木さんの先祖への思いは膨んでいく。

一昨日と昨日、木庵の友人の老人(Aさんと呼ぶことにする)が住んでいる家を出なければいけないというので、荷物を一時倉庫(有料)に運ぶ手伝いをした。

Aさんは佐々木さんと同じほどの歳だと思うが、老化が進んでいる。近頃奥さんが病気て倒れ、看護施設に収容されるようになってから、特にひどくなったようだ。

Aさんは教養もあり、木庵が尊敬している人である。その彼が近頃老化が急に進んでいっていることに対する木庵の思いがある。

Aさんは現役時代やり手の仕事人であった。ところがリタイヤしてから、本を読むか庭の植物の手入れ程度しかしなくなったようである。リトル東京でよく見かけたが、奥さんと一緒に椅子に座り、ただ一点を見つめて瞑想をしているような人であった。

木庵の持論だが、人間が人間との関係を離れて動物に興味をもちだすのは老化の始まりである。次は植物、最後に石になる。勿論、動物や植物それに石に興味をもつことは健全な趣味だが、その趣味が人間社会からの逃避であれば、人間との葛藤という作業がなくなり老化を助長させる。

Aさんは木庵がアパートを購入のとき、立派なソテツをくれた。そして、木庵農園にも二度ほど訪れたことがあった。木庵は斜面に竹を植えていたが、そのことをいつも心配していた。Aさんによると、斜面での竹はきっと育たないだろうと。なんとか8年ほど成長というより、生き延びていたが、一年前ようやくこの竹は枯れてしまった。Aさんの指摘は正しかったことになる。

木庵は今まで、Aさんの植物への趣味を健全なものだと思っていた。ところが荷物を倉庫への移動を手伝って、初めてAさんは何もできない人になっていることを知った。家のことはすべて奥さんに任していて、家の中に何があるかをほとんど把握していないのである。奥さんが倒れ、家を出なければならなくなったときに至って、家の中のものをどう処理してよいのが分からないのである。ただ頭の中にあるのは、植物だけである。

3日前、木庵に電話してこられた。
「木庵さん、ソテツのいいのがあるのだがいらないかね」

木庵は果物類には興味があるがソテツは興味がない。現に以前に頂いたソテツはキリスト教の教会に寄付したぐらいである。しかし小さい鉢植えであるというので頂きに行った。その時に、アルハンドラの子供のマイクを連れていったことから、一昨日また電話がかかってきた。

「あの若者は誰だい」

「彼はテナントであるアルハンドラの息子のマイクというのです」

「ところで、彼は荷物を移動するのを手伝ってくれるかね」

「マイクだけでなく、アルハンドラには3人の息子がいるので、だれかが助けてくれるでしょう。それにアルハンドラはトラックをもっているので荷物の移動は問題ないです」

「私は事情が良くわからないのだが、娘がいるので彼女から聞いてほしい」

二日前ソテツを取りに行ったとき、ソテツだけでなく木を切るハサミがあったのでこれももらってよいかと尋ねると娘さんが使うという。娘さんがどうも移動のヘルプにきているようで、本当は娘に合わせたくなかったようだが、娘さんが現れてきて、挨拶程度かわした。その娘さんとの電話のやりとりに変わった。

「荷物を倉庫に運んでいるのですが、明日助けていただけないでしょうか。そちらにはトラックがあると父から聞いたのですが」

「大丈夫ですが、明日は1時から友達とトーランスで会う約束があるのです。それが終わってから、そうですね、午後3時頃からなら大丈夫です」

「それはありがたいです。どうぞお願いします」

ということで、昨日、アルハンドラと一緒い移動のヘルプに行った。

Aさんが数年前、ここに引っ越してきたことは知っている。Aさんの話では、Aの知り合いの所有の二軒屋の一軒に住んでいた。ところが、その知り合いが近頃亡くなって(101歳)、その親族がその家を売却したいのか、Aに出て行ってほしいと言ったきた。

Aさんとの電話の話はほとんどソテツだけであったが、娘さんの話では、その日、9月30日が契約の最終日であるという。そこで必要なものを近くの倉庫に運`んでいる。これもここで分かったのだが、彼女はニューメキシコに住んでいて、お父さんのためにやってきている。

彼女はアメリカ育ちで日本語は完璧でないが、日本人の子弟らしく、遠慮の気持ちがあり、
木庵に迷惑をかけないように思ったようだ。初めから事情を詳しく説明してくれれば、トーレンスの約束を延期して助けてあげたのに。可哀想にもお父さんの車に荷物を積んで、移動の作業を早朝から一人でやっていたようである。お父さんは何もしなくボーとしているだけで、時には、「これは必要だ」と言う程度であったようだ。

字数の関係でこの記事を中断する。佐々木さんのことから離れてしまったが、次回にも続けて書く。それはAさんの老化が進み、その老化の進んだ原因を探求するためと、佐々木さんが過去の記憶を蘇らせどんどん若返っておられることの対比として書くつもりである。木庵>
つづく

写真:沙沙貴神社 佐佐木源氏の氏神 滋賀県近江八幡市安土町常楽寺と沙沙貴神社の祭り
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