July 01, 2010

蔡焜燦先生が語る台日歴史の真相

『台湾の声』からの転載です
孫引きになって恐縮ですが
蔡焜燦さんのインタビューですので
ぜひお読みいただきたく
転載しました

【怪童】

【インタビュー】蔡焜燦先生が語る台日歴史の真相ー日本は台湾を殖民地にしなかった

ブログ「台湾魂と日本精神」からの転載。
ブログでは関連写真もあります↓
http://twnyamayuri.blog76.fc2.com/blog-category-4.html

2000年に小林よしのり先生の『台湾論』を読んで大きな衝撃を受けた私は、続けてそこに書かれていた参考文献の『台湾紀行』と『台湾人と日本精神(リップチェンシン)』を読み、蔡焜燦(サイ・コンサン)という名の人を知りました。

司馬遼太郎先生の『台湾紀行』には、蔡先生が司馬先生の案内役「老台北」として登場します。『台湾人と日本精神』は蔡先生の書いた本です。

蔡先生ときちんと接触するようになったのは2005年のことです。台湾へ祈祷に来た大本教の関係者の方々を案内したときにお会いしたのでした。そのとき私は「私は中国人として日本に勉強しに行き、台湾人になって帰ってきた“台湾の子”です」と挨拶すると、蔡先生の心を打ったようです。それ以降、師弟の縁で結ばれました。

たくさんの日本人が『台湾人と日本精神』を読んで励まされ、そして感動しています。蔡先生に会うために台湾へいらっしゃる人も大勢います。そのとき蔡先生はお体の調子がいい限りは喜んで歓迎の宴席を設けます。先生は後輩を愛し、育てることに心を砕きます。そして対日交流が次の世代に受け継がれることを願っています。だから私もよくその席に呼ばれます。

宴会では台湾人も日本人も分け隔てることなく、蔡式ユーモアで笑わせ、次にはみんなの歴史認識不足を指摘し、教訓を垂れるのです。このような対話を通じて、私もさらに対日関係が「切っても切れない」ものだと理解しました。

私は蔡先生と夫人の李明霞さんに聞いた過去の記録をより多くの日本人にお伝えしたいと思います。蔡先生も喜んで賛成してくれています。今後は彼のお体の具合を見ながら、このブログを通じて、歴史の真実に関する口述筆記を紹介します。蔡先生は、このブログを読んで歴史問題で質問がある人は提示してほしいとおっしゃっています。喜んでお答えするとのことです。

以下は6月10日の第一回の取材で私がした質問への回答内容です。

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私は蔡焜燦と申します。今日、私の孫みたいな黄敏慧さんからいろいろ教えてくださいということで、お会いしましたが、皆さんご存知のように、黄君は戦後の台湾生まれのことに、国民党政府の圧政の元に、学校時代、小学校から反日教育をさせられた世代の人ですが、黄君は自ら、自分からいろんな方面からの勉強で自分の祖国台湾を愛するようになり、今、彼女なりのできる範囲での台湾と日本との間の繋がりで努力しております。

黄君が私に台湾魂というのはあるか、日本精神とはどんなもののと、私が書いた『「台湾人と日本精神』という本を彼女は読んでおりました。それで、改まってと、というと、ちょっとなんですが、二人で、まあ、ざっくばらんに、その私が「台湾魂」とは何か、「日本精神」とは何か、というようなことを話そうと思っていますけどね。

これは私に言わせますと、台湾にだけじゃないですね。韓国の人には韓国魂がある、フィリピンの人にはフィリピン魂がある、タイの人はタイ魂がある、というような意味で、それぞれ自分の祖国を愛する人、その人たちが行うことにはその国の魂がこもってる、私はそう思います。

実は、この『「台湾人と日本精神』の出版するとき、東京で出版記念パーティーをやりましたが、そのときに、私の尊敬する阿川弘之先生がご挨拶のときに、大変素晴らしいと、「蔡先生よ、この次に本を出されるなら、日本人と台湾精神を書いてください」と皆さんの前で発表しました。もう皆さんが拍手して頑張れよと励ましてくれましたが、「台湾人と日本精神」、「日本人と台湾精神」、「台湾魂」「大和魂」ですね。

日本精神というのは、私たちに言わせますと、「勤勉で法律を守る、時間を守る、真面目に働く、人を騙さない」です。もちろん「国を愛している」、それから「世界の人々を愛している」もです。このように全てのいいことが「日本精神」であります。

これはいわゆる、先ほど私が言った「台湾魂」「大和魂」、同じことですが、全て国を愛する、という立場から、私は出発をしてると思うんですね。台湾魂を持って、台湾という国を愛する、台湾という国を守る。大和魂を持って、日本という国を守り、日本人を守り、隣りの国々と仲良くやっていく、これが日本精神であります。

具体的に言いますと、1895年台湾は日清戦争で日本は清国に勝って、その時の「和平条約」で当時の国際的な習慣から、負けたほうは戦費を賠償し、領土を割譲するという、その時代の習慣で、清の国は台湾とそれに付属する諸島を日本に永久割譲をしたのであります。

1895年、明治28年の4月、5月から、日本軍が台湾に上陸して、いろいろ抵抗分子、反抗分子というのがありましたが、北白川宮能久親王が近衛師団を率いて台湾を征伐に来ました。ちょうど6月17日に、当時初代総督で樺山資紀海軍大将が、台北で全台湾の人々にこういうことを言いました。「今日から台湾は日本国の領土であり」、これは正式に、清朝から譲られたものであり、ということは発表しました。

その後、日本政府は台湾には台湾総督府というのを作り、樺山資紀は初代台湾総督ですが、台湾におる台湾人に二年間の間にあなた方の国籍をね、あなた方の希望を決めなさい。もし、清国民として清国に帰りたい方は、持っている財産から全て持って帰って清に帰りなさい。台湾に残る人たちは二年後から全て日本国籍である、ということまで宣告してあります。

現在、台湾に残っている我々は、私たちは私たちの先祖の選択により、先祖たちは清国の国民から日本国民になりましたが、私たちは生まれたときから日本人でした。一例を挙げますと、私たちの尊敬する李登輝総統は22歳まで日本人でした。私は18歳まで日本人でしたが、私は奈良で陸軍少年飛行兵として、終戦を迎えました。だから言うなれば、私は今の日本の若い人たちの大先輩ですよね、日本人として。

1945年に日本が敗戦して、連合国軍が蒋介石軍を派遣して台湾を占領して来たということです。ちょうど台湾は日本の領土になってから50年目でした。この50年間、日本は台湾でどういうことをしたか、ヨーロッパのイギリス、フランス、オランダ、ポルトガル、スペイン、まあ、大体そういうふうな国家がアジアに殖民地を持っていた。が、日本は、日本政府は台湾を自国の領土とし、殖民地として扱っていませんでした。

言うならば、北海道の日本人も、沖縄の日本人も、朝鮮半島の日本人も、サハリンの日本人も、台湾の日本人も全て日本人でした。私は小さい時から、日本本島の子供たちと同じ教育をやってもらいました。私は特に強調していることは、日本統治になってから、日本はシナ大陸から来た我々の先祖にどんなことを教えたか、ひとつは「公」と「私」のけじめをはっきり教えてくれました。

現在、世界の第二の経済大国と言われている中国共産政府、及び中国の13億の人民、いわゆる彼らが言う漢民族には、「公」ということ、「公」の精神がありません。全てが「私」だけです。私、自分、或いは一族のことしか考えていません。「公」という国、ということについては、彼らは考えていません。

この「公と私」をはっきり教えてくれた日本の教育。そしてこの「公と私」の教育を消化した台湾人。消化して頑張って来たのは、これはある意味ではひとつの「台湾魂」です。

それから日本は台湾人に物を作ることを教えてくれました。例えば、昭和10年前後、世界の樟脳のシェアは日本が85%を占めた。その85%の85%は台湾で生産されたものです。殖民地と言いますと、各国ではその殖民地から搾り取るだけというのが政策でありますが、日本は台湾は自国の領土だと、台湾人は日本人であると、殖民地民ではないのだというという状態で、台湾を経営していました。

だから、公私を弁えることと、物を作ること、そして学校で習った全ての道徳教育などを固めたのが、私は「台湾魂」の発露だと思います。

国を愛する、社会を愛する、隣りの国を愛する、そのために、自己を犠牲にしてでも働く、行動を取る。この全てのいいものが、もう一度申し上げますが、「台湾魂」だと私は思います。

この「台湾魂」ことは、日本統治時代、私たちは「大和魂」だと言っていました。「大和魂」即ち「日本精神」です。

戦後、日本はアメリカ軍に占領されて、アメリカ軍の政策で一時は「大和魂(日本精神)」は滅びような、消えるような状態もありました。ことに、学校教育で日教組の教職員たちの祖国日本を否定するような教育は、今、外国人になってしまった私たち日本語世代の人にとっても、耐えられないことであります。

あの素晴らしい国旗、日の丸を否定したり、国歌を唄わない、事実、日本の新聞や雑誌で読むと、私は非常に悲しくなります。それが近年、各地方で国を愛する、日本という国を愛する人たちがたくさん出て来て、子供たちに或いはその子供の若い親に、国ということを教え、国を愛するということを教えて来ております。

これは滅び掛かっていた「日本精神」が徐々に帰ってきている、という事実を、私は台湾人ですが、非常に喜んでいます。

「日本精神」即ち「台湾精神」。
「台湾魂」即ち「大和魂」。

台湾と日本は切っても切れない関係であります。これは文化でも、経済でも、国防でも、民間交流でも、切っても切れません。

だから私はいつも、台湾と日本は「運命共同体」である、ということを叫んでいます。
その意味で、私たちはあらゆる方向で交流を、もっと固めていかないといけません。

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